【共産車探訪 vol.38】ラーダ サマーラ③


Здравствуйте,Товарищ!


こんにちは、ちゅうさまです。


さて、長々と続いたサマーラも、今回が最終回です。

それではさっそく、サマーラの3ドアハッチバック版を見ていきましょう。


こちらが、サマーラの3ドアハッチバック。コードは ”2113” です。


3ドアハッチバックといえば、「スプートニク①」の記事でご紹介した2108型が思い浮かびますね。しかし、2108型の販売台数は5ドア(2109型)の半数程度で、ラーダ社はサマーラへのマイナーチェンジに伴って、3ドアを廃止する予定でした。


しかし、安価な移動手段を求める、主に若年層からの根強い需要があり、2004年にようやく3ドアのフェイスリフトが発表されます。


そんなわけで晴れて市場に出ることとなった3ドアサマーラの価格は、なんと22万7000ルーブル!2004年当時は1ルーブルが約3.7円ですから、日本円にすると84万円くらいですね。


1.6リッターエンジンが載っていて、ある程度ブイブイ走れる車が84万円となれば血気盛んな若者は飛びつきそうなもんですが、当時のロシアの一人当たりGDPは約12万7000ルーブル、日本円にして約47万円でした。

貯金も資産もない若者が、平均年収の倍近くを車につぎ込めるかというと……やっぱり微妙なんですね。2013年までの最終的な生産台数は約7万3000台と、セダンの1/10以下となってしまいました。



ちなみに、自動車レビューサイトでの評価は中々にひどいものです。

一例を挙げると……

・納車から走行2600kmで振動とともにエンジンが止まる

・走行3000kmでブレーキが裂ける

・100km/hを超えると、ステアリングラックがガタつき始める

・シガーライターの給電ヒューズが頻繁に飛ぶ

・パワーウインドウが動かなくなる

・ワイパーが動かなくなる

・CDは一度飲んだら出てこない


なんか致命的な事故が起こりそうなのも含まれてますが、やっぱり電装系が弱いみたいですね。


なにはともあれ()、その安価さから「免許を取って最初の車」としては一定の評価を得ており、今でもスポーティにカスタムされた3ドアサマーラは時々町でもみかけるのでした。



さて、サマーラシリーズは今回でおしまい。

次回は……そろそろ軍用車にも触れていかないとネタ切れまっしぐらな気がするので、ソ連の軍用トラック「GAZ 51」を扱おうと思います。


それじゃ、まったのぉぉぉぉぉう!


2018/05/10 ちゅうさま

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