【ぶらり自動車博物館 vol.10】バウスカ自動車博物館

こんにちは、ちゅうさまです。


さて、今回は前回に続いてラトビアの「バウスカ自動車博物館 (Bauskas Motormuzejs)」です。名前は違いますが、リーガ自動車博物館の「別館」として扱われています。


このミュージアムの建物は、リーガ自動車博物館のレストア前の車を保管しておく倉庫として使用されていたものです。しかし、そこに保管されている車が見たいとの需要があったため、バウスカの新たな観光資源として2011年に博物館として一般公開されることになりました。現在はほぼ全ての車がレストア済みとなっています。

〈施設の概要〉

【所在地】Latvija Bauskas nov. Codes pag. „Sarkanmuiža 6”

【開館時間】10:00~18:00

【休館日】月曜日(11月~4月のみ、5月~10月は無休)

【入場料】2ユーロ

【展示台数】約50台


〈アクセス〉

今回のミュージアムも日本語での紹介ページがほとんどないので、アクセスは詳しく書きます。リーガはちらほらあったんだけどなあ…。

まずはバウスカの位置から見ていきましょう。

バウスカは、リーガから60kmほど南に行った場所にある小さな田舎町です。リトアニアとの国境に近いことから、19世紀にはラトビアとリトアニアの貿易拠点として発達しました。


バウスカへの交通手段はバスが便利です。リーガのバスターミナルから1時間に2本ほどが出ています。

窓口のオバチャンに「バウスカに行きたい」旨を告げれば、チケットを出してくれます (英語でOK)。料金はたったの3.05ユーロ! 地方の経済格差を抑えるため、国がバス交通事業を支援しているおかげなんだそうです。ありがたや。


発車時間が迫っている場合は、乗り場の番号だけ案内されて「ドライバーに直接払って」と言われることもあります。その場合は、バスに乗る際に運転手に行き先を告げ、お金を払えばOK。運転手も英語は通じます。


1時間半ほどすると、バウスカに到着します。

町の中心部にあるバスターミナルまで乗ってもいいんですが、そこからミュージアムまではちょっと歩くので、ミュージアムに直行したい方は川を越えたところにあるバス停で降ろしてもらうこともできます。(帰りは席が無くなる恐れがあるのでターミナルから乗った方がいいと思いますが)

バスを降りたら、カルニャ通りを川を超えるまで北上します。

ラトビアは田舎町でも通りに名前がついているので、地図さえ持っていればスマホなしでも歩くことができます。

こちらがメーメレ川です。ヨーロッパの田舎らしいゆったりとした空間が広がっています。

嗚呼一面のクソ緑

さて、そろそろミュージアムが見えるはず……ん?

『←Motormuzejs』

自動車博物館こちら………。

えぇ……看板とかないのかよ…。雨降ったら流れちゃいそう。

地面に書かれた案内表示に従って歩いていくと、ミュージアムが見えてきます。

タイヤ地獄のようになっていますが、なんでしょうかねこれは…。


ミュージアムの周囲は駐車場となっているので、車で行くことも可能です。


〈受付〉

筒状になった建物の、中心部が入り口となっています。

入り口を入るとすぐに受付があるので、そこで料金を支払ってチケットを購入します。


一般料金は、2ユーロ

子供(7~17歳)、学生高齢者(60歳以上)は、0.8ユーロ

6歳以下の子供は無料です。


リーガ自動車博物館に準じた料金体制とはなっていますが、金額はおよそ1/5。展示規模が違うので安いのは当然といえば当然ですが、ちょっと田舎に行くだけでここまで変わるんですね…。


学生料金の適用には、学生証の提示が必要です。国際学生証でなくとも「Student Card」と英語表記があれば使えますが、リーガと同じく質問攻めには遭います。


パンフレットは英語・ラトビア語・ロシア語・ドイツ語・リトアニア語・エストニア語から選べます。なんでリーガより種類が豊富なんだ(困惑)。


〈内部の雰囲気〉

順路は受付に向かって左から。

左の部屋には、主に乗用車バイクが展示されています。

ソ連時代からラトビアに生息していたと思われる、オールズモビルのF28 4ドアセダン。戦前の外国車の展示が多いのが特徴です。

ソ連車ももちろん展示されています。お約束のチャイカやZiMのほか、一番奥にはレア物も……!?いずれ共産車探訪でご紹介します。


続いて右側の部屋へ。

こちらの展示は、トラックとバスとオフロードカーとトラクターと………ともかく乗用車でないものがすべて収まっています。

右側の列は、軍用車が並んでいます。ソ連の軍用車のほか、独ソ戦で拿捕したと思われるドイツ軍の水陸両用車なんかも展示されています。


2階は自動車の展示はありませんが、1930年代のラトビアの農村の生活を再現した展示がされています。

ちゅうさまが行った時は、同時に写真展も開催されていました。「ソ連時代のラトビアの日常生活」をテーマにしたものだったんですが、その解説文がちょっと面白かったので撮ってきました(上の写真)。写真を撮る人は被写体の観察者に過ぎず、写真に手を加えることもバイアスをかけることも許されないんですって。


〈みどころ〉

前述のとおり、このミュージアムは戦前の外国車の展示が豊富なんですが、中でも戦前ドイツ車は豪華。上のホルヒ830BLを筆頭に、DKW、ハノマーグ、シュタイヤーなど今はなきブランドがずらりと並んでいるさまは圧巻です。


え?ドイツ車が多い理由?

そりゃあやっぱり戦後に接収してきたんでしょうね…。


〈総評〉

【清潔感】★★★☆☆

ソ連時代の倉庫をそのまま使っているが、それにしては綺麗


【快適性】★★★★☆

風通しはそこそこよく、居心地は良い


【広さ】★★★☆☆

まあ、倉庫なので…。


【車の状態】★★★★☆

全てレストア済みなので綺麗


【コストパフォーマンス】★★★★☆

一般料金で約260円(2018年3月現在)。安い(確信)。


【一般受け度】★★★☆☆

田舎の博物館と思えば上々。


【マニア度】★★★★☆

なんだかんだニッチな車種が多かったり。


【おすすめ度】★★★☆☆

わざわざ行くかと言われると………。



〈バウスカ自動車博物館 公式サイト(英語)〉


【おまけ】

バウスカは自動車博物館しかないわけではありません。一番の見どころは、バウスカからバスで15分ほどいったところにある「ルンダーレ宮殿 (Rundāles Pils)」でしょう。

18世紀のバロック式宮殿で、「バルトのベルサイユ」と呼ばれる豪華な仕様となっています。設計者はエルミタージュと同じなんだとか。

入場料は10ユーロ程度です。リーガの展望台だけで10ユーロとる教会があると思えば、なんて良心的!バスもたったの0.9ユーロです。

リトアニアからも行けるので、バルトをご旅行の際はぜひ!


2018/04/20 ちゅうさま

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