【ぶらり自動車博物館 vol.8】ソチ自動車博物館

こんにちは、ちゅうさまです。

3週間ほど前、「記事を書いてる途中にブラウザバックしちゃった」みたいなツイートしたじゃないですか。あれ、この記事なんですよ。泣きながら書き直してます…。


今回ご紹介するミュージアムは、ソチ自動車博物館 (Сочи Автомузей)です。そう、2014年に冬季オリンピックが開催されたあのソチです。ソチ自動車博物館は、オリンピックに合わせて、メインスタジアムが置かれたオリンピックパークに設置されました。比較的新しいミュージアムですね。

〈施設の概要〉

【所在地】г. Сочи, Олимпийский парк, улица Международная д.12

【開館時間】10:00~19:00

【休館日】無休

【入場料】500ルーブル

【展示台数】約60台


〈アクセス〉

海外編での最大の問題はアクセスですね。今回の博物館も、日本語で紹介しているページが皆無なので、詳しめで行きます。パイオニアに俺はなる!

まずは、ソチの立地について簡単に見ておきましょう。

ソチはモスクワの約1500km南にある、黒海沿岸の町です。ロシア国内では数少ない温暖な土地であるため、ソ連時代からリゾート地として開発が進められてきました。

グルジアとの国境付近は総じて、イマイチ治安がよろしくない地域なんですが、ソチだけはロシア人人口が多いこともあって、なんとか治安は保たれています。


ソチへは基本的にモスクワを経由して行くことになるでしょう。飛行機はヴヌコヴォ空港(VKO)から1日15便以上が出ており、LCCなら往復7,000円程度でチケットも買えます。所要時間は2時間ちょっと

モスクワから寝台列車でえっちらおっちら行くという手もありますが、丸一日かかるうえ、最終到着地がアブハジアの紛争地帯だったりするのでオススメはしません。うっかり出国してしまうことはないでしょうが、手荷物やパスポートの検査が厳しかったりするので…。

ソチには思わぬ落とし穴があります。

それは、ソチ市街とオリンピックパークが40km以上も離れていること。横浜から幕張くらいの距離はあるのです。今回の博物館があるオリンピックパークは、ソチ市街ではなくアドレル (Адлер)という村にあり、空港もアドレルにあります。

ソチ市街とアドレルを結ぶバスや電車は一応ありますが、2時間近くかかってしまいます。ホテルを取る際など、お気を付けください。

アドレルの交通網は、主にアドレル駅(Вокзал Адлер)空港(Аэропорт)オリンピックパーク(Олимпийский Парк)の3つを拠点にできています。ミュージアムはオリンピックパークにあるため、とにかくオリンピックパークを目指しましょう。


空港・アドレル駅のどちらからも、国鉄の電車(いわゆるエレクトリーチカ)は通っていますが、1時間に1本しかなかったりするので、時間に余裕のある方以外にはおすすめできません。

バスもどちらからも出ています。ただ、現地民のアシでもあるので、治安はあまりよろしくありません。

タクシーを使う手もあります。ただ、走っているのはほぼ白タクですし、乗る前に料金交渉が必要となります。たいていロシア語しか通じません。


どの交通機関も一長一短ですが、一番利便性が高いのはバスでしょう。

アドレル駅から乗る場合は100番バス空港から乗る場合は130番バスでアドレル駅まで行った後、同じく100番バスです。

バスの番号は、バスの窓に置かれたボードに書いてあります。運賃は一律19ルーブル。乗ったら運転手に運賃を渡し、行き先を告げます。今回の場合は「Сочи Парк (ソチ パルク)」が最寄りのバス停となります。

所要時間はアドレル駅から40分弱程度。時間は道路状況にもよりますが、気長に車窓を楽しみましょう。

バス停に着いたら、目の前に遊園地が見えるはず。観覧車を右手に見るように、パークの道を進みます。

ミュージアムは、ピンクの看板が目印です。外装はなかなか洒落てますね。

「ВХОД (フホット)」「入り口」という意味です。外国人観光客を誘致したいのに入り口すら英語表記しない姿勢、嫌いじゃないよ(憤怒)。


ちなみに出口は「ВЫХОД (ヴイホット)」。一文字違いで正反対の意味になるとはややこしい…と思ったけど、よく考えたら日本語も「入口/出口」なので同じですね。モスクワの地下鉄の改札なんかは入口と出口が厳密に分かれているので、間違えると怒られます。


〈受付〉

先ほどの入り口を入ってまっすぐ進むと、受付があります。(左手はミュージアムショップ)


ここで入場料を支払ってチケットを買います。

入場料は、一般が500ルーブル7歳から12歳までの子供は250ルーブル7歳未満は無料です。ここは学生料金の設定はありません。ザンネン!

いくらオリンピックをやったといっても、ソチは田舎町。受付でも英語はほぼ通じません。チケットを購入するのに必要なロシア語は、前回のモスクワ交通博物館の回をご参照ください。ボディランゲージでもなんとかなるっちゃなるけど


ちなみに、海外の博物館では「写真撮影は有料」という場所も珍しくありませんが、ここは写真撮影は無料です。ご安心あれ。


〈中の雰囲気〉

ミュージアム内部は、車が通路に並行する形で配置され、それを見ていく形式になっています。内装色は白で統一されており、自然光の取り入れも相まって明るい雰囲気です。


展示車両は、ソ連車オンリー。車はメーカー・車種別に並べられており、入り口に近い方から「ZiS→ZiL→GAZ(リムジン)→消防車→GAZ(大衆車)→RAF→軍用車(大型)→VAZ→ZAZ→軍用車(小型)→モスクヴィッチ→バイク→バブルカーといった具合です。

もはや「オートモービル」ではないものまで展示されています。20世紀初頭の木造建築が多かった時代のものだとか。

道路交通に関わるグッズも展示されています。これはバスの発券機ですね。

一応はオリンピックに合わせて開館したので、車両紹介ボードには英語表記もあります。書いてある内容がロシア語と若干違うけど


〈みどころ〉

このミュージアムの一番の見どころは、各モデルが世代ごとに揃えられていることでしょう。例えば上の写真では、ZAZのザポロージェツが965A→968→968Mと並べられています (あれ?966…)。他にも、ZILのリムジンや、GAZのヴォルガ、VAZのジグリ、モスクヴィッチなども世代ごとに並んでいるため、ソ連車がどのように進化していったのか分かりやすい設計になっています。


また、展示台数は60台程度でありながら、ソ連の自動車の車種はほぼ全て網羅しています。ここに行けば、ソ連の自動車産業の概観は掴めると言っても過言ではないでしょう。


〈総評〉

【清潔感】

★★★★☆

建物自体は新しいので清潔感については文句なし。


【快適性】

★★★★☆

住んでもいい。


【広さ】

★★★☆☆

それなりに面積は確保されているけど、ちょっと車間が近すぎるかも。


【車の状態】

★★★★☆

年式の割には綺麗な車が多い。(ZiS-101Aを除く)


【コストパフォーマンス】

★★★☆☆

500ルーブル…普通だな!


【一般受け度】

★☆☆☆☆

なにせソ連車しかないもんで…。


【マニア度】

★★★★★

なにせソ連車しかないもんで…(2回目)。


【おすすめ度】

★★★☆☆

ソ連車入門としてはなかなか良い展示。ただそのためだけにソチまで行くかと言われると…。



ソチ自動車博物館 公式サイト (ロシア語)


2018/03/06 ちゅうさま

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