【ぶらり自動車博物館 vol.7】モスクワ交通博物館

こんにちは、ちゅうさまです。


バイト先の同僚に「北海道に旅行してきたよ!」と言ったら、「お前でも普通の場所に行くんだな」と返されました。一体どういうことでしょう...?


さて、今回は、久しぶりの自動車博物館シリーズです。日本国内にもまだまだたくさん博物館はあるんですが、とりあえず溜まっているネタを放出してしまおう!という魂胆で、今後数回は海外編となりそうです。いずれは日本だけでなく、世界中の自動車博物館を紹介できるコーナーにしたいですね。


で、今回は海外編の第一弾として、モスクワ交通博物館 (Музей Московский Транспорт)をご紹介します。広告やマップなどでは「レトロカーミュージアム (Музей Ретро-Автомобилей)」と記載されている場合もありますが、同じ施設です。日本語の紹介ページがほとんどないので、ちょっと詳しめで書きたいと思います。


え?もっと行きやすい国のを紹介しろ? そ、そのうち…。

〈施設の概要〉

【所在地】г. Москва, ул. Рогожский Вал, 9/2

【開館時間】10:00~21:00

【休館日】月曜日

【入場料】400ルーブル

【展示台数】約200台


〈アクセス〉

さて、どうやって行くかが一番の問題ですね。

博物館云々の前に「そもそもロシアにどうやって行くんだよ」という方もおられるかとは思いますが、どうにかして行ってください。ただ、ツアーの場合は間違いなく自動車博物館は行程に含まれていないので、自力でビザを取って自由旅行で行くことをオススメします

そのうち備忘録のようなものとして、ビザの取り方なども書きたいと思います。


今回は、とりあえず合法的にロシアに入国し、モスクワまでは辿り着けたことを前提に、アクセス案内をしたいと思います。

まずは、こちらのモスクワの地下鉄路線図をご覧ください。これを使いこなせるようになれば、もはやモスクワは庭です。地下鉄は、クレムリンを中心とした茶色の環状線と、そこから放射状に伸びる各路線で構成されています。

空港からの連絡鉄道であるアエロエクスプレスは、それぞれ茶色の環状線の駅に直結しています(上の路線図だと飛行機マークが付いてるとこ)。シェレメチェボ空港(SVO)からなら、茶色線北西のБелорусская(ベラルーススカヤ)駅に到着します。


地下鉄に乗る場合は、トロイカカードを買うと便利です。トロイカカードは、PASMOやSuicaのようなIC乗車券で、チャージすることで何度でも使えます。空港の売店などでも売っていますが、地下鉄改札の窓口でも買えます。窓口のオバチャンに「Я хочу купить Тройку (ヤ ハチュー クピーチ トロイク/トロイカ買いたい!)」とか言ってチャージしたい額の金を渡せば水色のカードがもらえます。一度入場すればどこまで行っても32ルーブルなので、200ルーブルくらい入れておけば丸1日は遊べるでしょう。改札機にカードをタッチして、いざ地下鉄へ!


そうしたら、どうにかして乗り換えをして、モスクワ東部を走っている黄緑線黄色線を目指しましょう。上の路線図の矢印が指している、黄緑線の「Площадь Ильича (プローシャチ イリーチャ)駅」か、黄色線の「Римская (リムスカヤ)駅」がミュージアムの最寄り駅となります。

駅を出たら、南北に走っている通りを南に進みます。

駅周辺の拡大図はこんな感じですが、困ったことにどの出口から出てもイマイチわかりにくいんですよね。2番出口は謎のビルの真下に出て、道が入り組んでいてわかりにくいのでお勧めしません。

3番出口から出ると景観はこんな感じ。目の前の通りが例の南北の通りなので、これを右に進みましょう。ただ、目的地は道の向かい側なので、どこかの信号で対岸に渡っておきましょう。

また、絶対歩きたくないマンのあなたは、駅前からトラムに乗るのもアリ。トラムでもトロイカは使えます。

南に400mほど歩くと、看板が見えてきます。

左を向くと、ミュージアムの正門!

政府施設みたいで一瞬ひるんでしまいますが、入って大丈夫です。


〈受付〉

博物館の建物は航空格納庫のような形状をしており、上の画像の赤い矢印が指しているところが入り口となります。手前にも開いている扉がありますが、そこではありません。


入り口を入ると窓口があるので、そこでチケットを買います。


一般料金は400ルーブルで、割引はいくつかの種別があります。

7歳~17歳の子供学生、障害者、退職者は、半額の200ルーブル

7歳未満の子供は、保護者同伴の場合は無料となります。


割引料金の適用を求める場合は、基本的に証明が必要となります。学生の場合は、学生証の提示が必要です。

ロシアに留学してる方は、ロシアの大学の学生証を見せればスムーズに通れますし、日本の大学の国際学生証でも、ゴネれば通ります。そういう国なんです。



で、困ったことに、窓口のお姉さんは英語が喋れません。まあロシアは大体そんな感じなので、ロシア語をちょっと勉強していくか、ボディランゲージの勉強をしておきましょう。相手もこっちが外国人であることは分かっているので、多少変なことを言っても察してくれます。


ここでは、チケットを買うのに便利なフレーズをいくつかご紹介しておきます。

Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ!)…こんにちは!(まずは挨拶から)

Принесите один билет.(プリニェシーチェ アジン ビリェート)…チケットを1枚ください。

Я студент.(ヤー ストゥジェント)…私は学生です。

Пишете пожалуйста.(ピーシェチェ パジャールスタ)…書いてください。

Понятно.(パニャートナ)…分かりました。

Спасибо!(スパスィーバ)…ありがとう!


チケットの枚数については、「один」が「1」という意味なので、そこを任意の数字に変えてください。複数形については面倒なので ここでは書きませんが、できなくても理解はしてもらえるから大丈夫だって!ヘーキヘーキ!

支払金額などの値段が聞き取れない場合は、メモ帳とペンを渡して金額を書いてもらうのもアリです。


どうにかしてチケットを買えたら、受付左の入り口にいるオバチャンに券を切ってもらいます。ロシア語で何か言われますが、「写真は撮ってもいいけど、車に触っちゃダメよみたいなことなので、大人しく「Понятно.(パニャートナ/分かりました)」と言っておきましょう。


〈中の雰囲気〉

先ほどの外観写真を見ていただければ分かる通り、5つの格納庫が組み合わったような構造となっています。各格納庫ごとに展示車両の趣向も変えられています。

1番左の格納庫は、自動車黎明期から第二次世界大戦前までの自動車がメインとなっています。写真の車が展示車の中で一番古い、ベイカー エレクトリック。

そのほかにも、イスパノ・スイザやドローニー・ベルビーユといった今は無きメーカーの名車たちも並んでいます。

壁を隔てた2番目の格納庫は、ソ連時代の自動車メインの展示となっています。共産車探訪でも度々ここの展示車の写真を使用しています。ジグリやモスクヴィッチを始めとした大衆車から、ヴォルガやチャイカなどの高級車まで幅広いソ連車が取り揃えられています。

3番目の格納庫は、ソ連のリムジンと、アメリカンマッスルカー、メルセデスベンツが並んでいます。ここでしか見られない車も多数あるので、見逃せません。

4番目の格納庫は、アメ車がメイン。59年のキャデラックはいいぞ。

5番目の格納庫は、軍用車両とバスがメイン。ソビエトミリタリーが好きな方は、ここだけでも見に行く価値があるのではないでしょうか。ソ連のゴッツイ軍用トラックに混じって、なぜかランドクルーザーも展示されています。


〈みどころ〉

モスクワ交通博物館の目玉はなんといっても古いソ連車の展示なんですが、中でもモスクヴィッチの展示については群を抜いています。

ピカピカのモスクヴィッチが50台以上も並ぶ風景は、圧巻の一言。初代から末代まで年代順に並べられているため、年式ごとの細かな違いも確認しながら見ることができます。

2002年に破産したモスクヴィッチの製造会社AZLKから払い下げられた、記念車コンセプトカーなど貴重な車も数多く並んでいます。モスクヴィッチの展示に関しては、ここに勝る博物館は他にないでしょう。


〈総評〉

【清潔感】

★★☆☆☆

床はところどころ割れているし、オイルが垂れていたりもする。古いクルマが多いので仕方ないといえばその通りなんだけど…。


【快適性】

★★☆☆☆

空調はなく、ちょっとジメっとしている。キノコが生えそう。

たまに不良警官がサボってたりもする。


【広さ】

★★★☆☆

敷地自体は広いけど、所蔵台数に比べると狭いかも。


【車の状態】

★★☆☆☆

ところどころサビが浮いてたり、ホコリ被ってたり…。


【コストパフォーマンス】

★★★★☆

1000円足らずで珍車を思う存分見られると思えば安い…はず。


【一般受け度】

★★☆☆☆

デートスポットではない(確信)。


【マニア度】

★★★★☆

珍しい車が好きな方、ソ連時代の工業に興味がある方はぜひ。


【おすすめ度】

★★★★☆

共産車探訪の読者なら一度はいくべき。



モスクワ交通博物館 公式サイト (ロシア語)

2018/03/01 ちゅうさま

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