【共産車探訪 vol.28】GAZ ヴォルガ⑤


Здравствуйте,Товарищ!


こんにちは、ちゅうさまです。

なぜだかわからないんですが、ヒマです。ヒマじゃないはずなのにヒマです。ブログを書く以外にやることがなさすぎて、1か月分くらいの記事を書き溜めてます。これで急に忙しくなっても安心!


さて、みなさま突然ですが、共産車探訪の第7回の記事を振り返ってみてください。

GAZ ヴォルガの記事だったんですが、その中の ”3111” というモデルについて、「いずれ写真を撮ってきたら別にご紹介する」みたいなことを言っておりました。で、今回はその3111型ヴォルガの記事となります。大変お待たせいたしました。

なんでしょうかね、このなんかムカつくフロントフェイスは。ライト周りのメッキと格子の細いフロントグリルがケバいオバサンみたいにも見えます。


でも、これでもGAZが古くなった3110型ヴォルガの代わりに、1998年に自信満々で市場に投入した車なんです。箱型の3110に比べると、確かにデザインは丸みを帯びていて進化したような気もします。

前後のバンパーが妙に張り出しているのは、EUの自動車安全基準であるEuroNCAPに適合させるため。本格的に国外輸出もする気だったみたいですね。


マフラーは左後部からだらしなく垂れさがっておりますが、デザイン段階ではリアバンパーを貫通させる予定だったそう。でも生産コストの関係で、その案は却下された結果、こうなってしまったみたいです。もう少しなんとかならんかったもんですかね…。

(自称)Eセグメントだけあって、内装はこだわっています。

エアコンもラジオも標準装備で、エアバックも装備が可能!トランスミッションは5速MTのみ!!!


ほんとに国外で売る気あったんですかね!?


この3111型ヴォルガは、ロシア車で初めてABSを搭載した車でもありました。

20世紀も終わろうとしているのにようやくABSが搭載されるとは…。ちなみに運転席にはABSキャンセルボタンもあります。雪道でABSが作動すると、逆に制動距離が伸びてしまうこともあるそうなので、そういった理由によるものなのでしょう。

で、販売面はどうだったのでしょう?


販売初年度となる2000年の販売台数は、怪しい顔つきロシア車特有の信頼性の低さのせいで、わずかに53台


2001年にはトヨタ製V6エンジンである5VZ-FEを搭載したグレードが設定され、販売台数が若干伸びるも、それでも342台


2002年にはついに生産が打ち切られ、たったの20台


2004年になぜか残ったパーツを寄せ集めて9台が生産され、合計生産台数はたったの424台で3111型ヴォルガはその幕を閉じてしまいました。



なんでだろう…なーんで売れなかったんでしょうかねえ…。


理由は単純、1980年代の不景気からまだ脱却しきれていない2000年代のロシア市場のメルセデスやBMWといった強豪がひしめくEセグメント界に殴り込みをかけたところで、価格帯の変わらないボロ車が売れるわけがないんですよね。

誰かGAZの首脳部に忠告してくれる人はいなかったんでしょうか?



そんなこんなで結局3111型ヴォルガは、販売面で大ゴケし、激レア車となってしまいました。

5年後には新型の3代目でも大ゴケし、GAZを乗用車生産から撤退させることになっていくんですが……そのことについては「共産車探訪 vol.7 ヴォルガ④」をご覧ください。



2018/02/20 ちゅうさま

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