【共産車探訪 vol.25】ZiL 4104②


Здравствуйте,Товарищ!


こんにちは、ちゅうさまです。

新しいカメラをポチってしまいました。新しいカメラとはいっても、現在メインで使用しているα6000の代わりというわけではなく、全く別の趣向のカメラなんですが……。

手元に届いたら改めてご紹介したいと思います。でもカメラ紹介となるともはや車と何の関係もありませんね。宇伊兄に倣って「その他」コーナー作ろうかなあ。


さて、前回は4104シリーズの元祖である ”4104” をご紹介しました。

今回は4104シリーズの中期型の ”41045” を見ていきます。どの車も名前が数字なので本当にわかりにくいんですが、党幹部向け高級車ということもあり、大衆につけられた俗称とかも無いんですよね。困ったもんですが、仕方ないね(レ)。

まずは41045が開発された背景から見ていきましょう。

このコーナーでは何度も言及しているのですが、ZiSやZiLのリムジンは、基本的にソ連最高指導者の代替わり毎にモデルチェンジされていました。スターリン時代は前半が101で後半が110、フルシチョフ時代は111、ブレジネフ時代の前半は114で後半が4104……といった具合でした。

その後1982年にブレジネフが亡くなり、アンドロポフが新書記長となりました。そこで翌年の1983年に4104のモデルチェンジが実行され、晴れて41045が誕生したというワケです。



で、4104から何が変わったのかというと………………

顔以外ほぼ何も変わっていません。

顔にしても、4104ではフロント両端の出っ張りに付いていたポジションランプがヘッドライトの下に移動したくらいです。エンジンをはじめ内部機構は4104と変わりません。



なんでこれっぽちしか変更が加わらなかったのでしょう?

以下は私の勝手な想像ですが、アンドロポフは就任時すでに68歳のご老体。ソ連の悪習として続いていた老人支配政治に、ソ連国民は飽き飽きしていました。さらにアンドロポフは持病を抱えていて演説すら立って行えない有様で、巷では「どうせすぐ死ぬだろう」と囁かれていたとか。

その結果、「慣習だからモデルチェンジはしなければいけないけど、新技術を採用してフルモデルチェンジするほどの時間的余裕はなさそうだぞ」という思考に至り、フェイスリフトだけを行った41045が誕生した……。

どうでしょう?大体こんな具合で41045が開発されたんじゃないでしょうかね?


ちなみに、アンドロポフは周囲の予想通り、就任からわずか1年4ヶ月でポックリ逝ってしまいました。アンドロポフ自身は老人支配政治を憂いており、後継には若いゴルバチョフを就けるつもりでした。

ところが、病気を前にしては引き継ぎすらままならず、結局後継には72歳のチェルネンコが就任。さらには彼もまた持病を抱えており、新型リムジンの登場すら待たずに1年余りでポックリ。アンドロポフ時代の顔であったはずの41045は、チェルネンコが死去する1985年まで生産されることとなりました。


生産期間がわずか3年という短命に終わった41045ですが、派生車種は1車種だけ生産されていました。それは、防弾装甲をさらに厚くした書記長専用車の ”41051” 。前回の4104には4105という装甲バージョンが用意されていましたが、その流れを汲んでいるわけですね。



【参考】1984-85 Cadillac Eldorado Convertible

41045のデザインのパクリ元 参考となったのは、80年代前半のキャデラックでしょう。ヘッドライトの下に棒状にポジションランプを配置するデザインはほぼ一致しています。

【参考】1978-87 Ford LTD Crown Victoria Police Car

ただ、そういった特徴はGMだけでなく、フォードでも共通しています。それを踏まえると、前回の4104と同じく41045も「アメリカの流行を真似た」と見るのが正しいのではないでしょうか。


さて、それでは今回はここまで。

次回は、いよいよソ連最後の指導者ゴルバチョフ時代の ”41047” を見ていきましょう。 



2018/02/05 ちゅうさま

0コメント

  • 1000 / 1000

りんく通U

りんく通Uの公式HP The Official HP of Link to U: A Photographic Coterie Circle.