【共産車探訪 vol.21】ZiS 110③


Здравствуйте,Товарищ!


こんにちは、ちゅうさまです。

さて、みなさん。


今日は何の日でしょう?


……そうですね?りんく通Uの結成1周年記念日ですね?

ちょうど1年前の1月9日、マチディスタン共和国()の某ラーメン屋でりんく通Uは誕生したのです。1周年の記念グッズなどについては、後々アナウンスがあるかと思います。どうぞお楽しみに!

(マチディスタン共和国:別名、神奈川県町田市)



前回は、戦後のソビエト高級リムジンである ”ZiS 110” のパレード用フェートン ”ZiS 110B” について詳しく見ましたね。110シリーズの3回目となる今回は、装甲仕様車である ”ZiS 115” を見ていきましょう。

「110①」でもお話しましたが、110はスターリン自らが命じて作らせたリムジン。ということはスターリンはさぞかし110を好んで乗ったことだろう………と思いきや、実はスターリンは110に殆ど乗っていません

その理由は、スターリンは暗殺を恐れていたから。先代の最高指導者レーニンが度々暗殺されかけていたことから、普段の移動もノーマルの110の装甲では不安だったようです。

そこで1948年に開発されたのが、110をベースに装甲を加えた、”ZiS 115”

”110S” と呼ばれることもありますが、今回は ”115” ということで話を進めます。


それでは、115にはどのような装備が施されているのでしょうか?

115の外見は、通常の110とほぼ同じです。

しかし車体構造は完全に別物で、115は鉄の箱をボディに閉じ込めたようなつくりとなっています。単純に「ボディパネルを分厚くする」とかじゃなくて、「ボディの内部に防弾空間を建造する」という発想なんですね。

これにより、車重は驚愕の4,200kg。マイクロバスとほぼ同じくらいですね。ちなみにノーマルの110の車重は2,575kgなので、約1.6倍増ということになります。


窓も防弾で、厚みは75mm

上の写真だと、ボディ内側の銀色の部分が窓の厚みということになります。水族館かな? スターリンは魚だった…?

窓の重さは一つ当たり200kgになり、開け閉めには専用の油圧式ジャッキが必要だそう。そうなるとドアも相当な重さとなるため、開閉のための回転ハンドルが付いています。


タイヤだってもちろん防弾。トラックのごとくゴツい専用タイヤが装備されています。

ノーマルの110のタイヤはホワイトリボンが付いていますが、115のタイヤにはありません。貴重な識別点なんですが、タイヤを変えられちゃったらどうしようもないですね。


また、110では標準装備されていたパーティションは、スペースの関係で115では付いていません。このせいで、「115はリムジンじゃなくてセダンなんじゃないか」ともいわれています。


これだけすごい装甲を備えておきながら、スターリンは絶対に同じ車に2日連続で乗らない、ちょっとした出先でも事前の予告なくルートを変更する、運転手も付けず自分で運転するなど、これでもかというほどの念の入れよう。

スターリンがいかに暗殺に怯えていたかがよく伝わってきますね。5年後にスターリンは脳卒中で死亡しますが、いまだに暗殺説が根強く唱えられているのは、そういった背景があるからかもしれません。


115は、1948年から1949年までの1年間で32台が製造され、うち8台が現存しています。

今回使用した写真はその1台で、ラトビアのリーガ自動車博物館に保管されている個体です。


3回続いた110シリーズも(とりあえずは)これで最終回。次回は、後継の ”111” を見ていきましょう。それじゃ、まったの~。


2018/01/09 ちゅうさま

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