一眼レフカメラの基礎の基礎 (18) 絞り その1

こんにちは。宇伊兄です。

2017年もいよいよ12月になりました。2018年も間近に迫っています。写真は撮っても歳は取りたくないものですね。


今回のテーマは「絞り」。ずっと前にも触れた分野ではあったんですが、事細かに触れるのを忘れていたので今回取り扱うことにいたしました。


さて、初心者を混乱に陥れやすい絞りなわけですが、小数点を含んだ数字が何を指しているのかが分からないっていう人が大半なのではないでしょうか。数字が小さければボケやすく、大きければボケにくいということくらいしか頭に入っていないのではないでしょうか。今回はこれが何を指し示しているのかの解説と、絞りを数値化したf値がなぜボケに関わってくるのかについて解説していきたいと思います。


・f値とは


f値は割と簡単な計算式で求めることができます。

有効口径ってなんだよ!!!っていう人も大勢だと思いますが、お教えしますので慌てないで。

上の卵の白身みたいなやつがレンズが本来マックス光を取り入れることのできる範囲のことです。そして、黄身みたいなやつがレンズ内の羽の開け閉めの具合によって調整されたことでレンズが実際に取り入れている光の範囲のことです。これ(=黄身)の直径のことを「有効口径」と言います。

よく、解放f値の時の直径のことを有効口径だという人もいますが、そうでない場合でも有効口径というワードは使います。


さて、なぜこの有効口径で焦点距離を割ることでf値が求まるのかと申しますと、これは部屋の明るさと窓の大きさによく例えられて解説されます。


部屋の大きさと窓からの距離が同じ場合、窓が大きいほうが小さいほうより明るいですよね。

しかしながら、部屋の大きさと窓の大きさが同じ場合、窓に近いほうが遠い場合より明るいですよね。


つまり何が言いたいかというと、同じ分だけレンズを開放していたとしても焦点距離によって写真の露出が変わってくるということです。だから、焦点距離も露出を決める大事な要素になってくるのです。


・f値とボケの関係とは


f値が小さければボケやすく、大きければボケやすい

と解説しているサイトは数多かれど、


なぜf値とボケが関係するのか

について解説しているサイトはあまり見ません。

宇伊兄も付け焼刃の知識でしかありませんが、ちょっとは解説できるのでここでお教えしたいと思います。

そもそもピントがあっているというのは、一点から反射される光がレンズにぶつかってまた一点に帰ってくることを言います。つまり、上の丸っこい物体はピントがあっている状態にあるといえます。


この状態で遠くに物体Bを置いても光はうまくイメージセンサに当たるときに一点に集まらず、結果ボケが生まれるというわけです。

ここに絞りの概念を入れて考えてみましょう。

上はf値を大きいものに設定して赤い物体にピントを合わせた状態です。


そしてこちらはf値を小さく設定して赤い物体にピントを合わせた状態です。

(図が若干違うのは宇伊兄のミス。でも気にしたら負け)



上の図と下の図の青い線を比べてみればわかると思いますが、下の方、つまりf値が小さいほうは青い線が離れてしまっています。この離れ具合がボケにつながっていくのです。

要するに、一点に光が集まる状態がピントがあっているということなので、ピントが合っていなかったとしても、近くで光が集まっていればボケは起こりにくいというわけです。


さて、今回は図を交えながら絞りのあれこれについて説明していきました。

次回も絞りについて若干触れていきたいと思います。さらば!

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りんく通U

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