【Event Playback】東京モーターショー2017 ④

どうも、変態糞ネズミです。

リクエスト記事を数時間で完成させてくれる宇伊兄は流石ですね。彼には次の記事でSonyのα6300α6900もレビューしてもらうことにしましょう。α6000ユーザーのちゅうさまですら何が違うかよくわかってないので楽しみ!


さて、今回の東京モーターショー振り返り企画は、VWグループの3社「VW・アウディ・ポルシェ」を見ていきます。

ヨーロッパをはじめ、世界市場で大きなシェアを占めるVWグループ。日本では今後どういった展開を見せてくれるのでしょうか?


【Volks Wagen】

今回のVWブースは、ジャパンプレミアが4台と盛りだくさん。それに加え、VRでコンセプトカーの試乗やミニカーに乗る体験もできるようになっています。

それでは、車を見ていきましょう。


まずはコンセプトカーのI.D. Buzz

VWの次世代EV像である「IDファミリー」の一員として、1月の北米オートショーで発表された車です。かつてのワーゲンバスからインスピレーションを受けてデザインされているようです。

ただ、この顔はアリかナシかと訊かれたら、ちゅうさま的には圧倒的ナシですね。ふてぶてしいコアラみたい。ワーゲンバスをモチーフにしてるなら、もうちょっと可愛くしてほしかったなあ。

2022年の市販化も予定しており、それまでに完全自動運転技術の搭載と、航続距離600kmを目指しているんだそうな。

日産の新型リーフの航続距離が400kmであることを考えると、600kmは夢ではない気がしますね。でも、あと5年で完全自動運転って実現できるんですかね?技術はあっても法整備が追い付かなそう。法学界では既に議論が始まっているみたいですが、たったの5年で立法までこぎつけるかとなると怪しいような…。


2台目は、Arteon R-Line

VWの現行ラインナップではパサートがフラッグシップモデルとなっていますが、今後はこのアルテオンが最上級車の役割を担います。

グリルのラインがそのままライトに流れていくというフロントデザインもさることながら、5ドアハッチバック型の流線型のボディシェイプも実に見ていて心地の良い仕上がりです。ホイールベースも2835mmと広々。VWエンブレムが付いていなければ「アウディだよ」と言われても納得してしまいそうです。

この車は日本でも既に販売が開始されていますが、気になるお値段は549万円から!!!この車格にしては安い気がしますが(買えるとは言ってない)、あえてVWブランドで出すことで価格を抑えたのでしょうか。

なんにせよ、レクサスやBMWにとっても新たな脅威となりそうです。メルセデスとはちょっと性質が違うかな?

ちなみに、VWの公式ホームページでは、3Dシミュレーターが使えます。アルテオンについては、まだ色もグレードもオプションも大して多くないので退屈ですが…。

”Advance”グレードには専用の黒っぽい10スポークアルミホイールが付くので、ちゅうさまはボディカラーもブラックで締めてみました。トランスポーターに出てきそうでかっこいいとおもう(小並感)。


3台目は、新型のPolo

ちゅうさまが知っているポロってもう少し小さくて丸っこいクルマだったような気がするんですが、いつのまにか大きくなって…。もはや街中で見てもゴルフとの区別がつかなそう。


ここで4代目のup! GTIを紹介したいんですが…。

ですが…。

が…。

写真を撮り忘れました。

えーっ!なんで!? 3回も行ったくせに!!!!!

ほんとなんででしょうね…。自分でもビックリしたんですが、いくら写真フォルダを漁ってもありませんでした。申し訳ありません。


ただ、運転席には座ったので、一応その感触だけ伝えさせていただきますと、

「スイスポとそんな変わらないな」

って感じでした。


あぁっ…待ってVW信者さん叩かないで…。


【VWの総評】

日本市場でも存在感を増しつつあるVW。今回の展示では広いVRスペースを設け、来場客に新型モデルを「体感」してもらおうとする姿勢が印象的でした。新しい技術を積極的に取り入れて顧客に示していくスタイルによって、アルテオンをはじめとした新型モデルの販売も好調に進む予感を覚えさせます。


【Audi】

VWの次は、VWグループの高級車部門・アウディを見ていきましょう。

ブースはVWの隣ですが、黒を基調としたステージデザインで高級感をアピールします。上を見ると、つららのようなガラス管が多数ぶら下がっており、それをLEDでライトアップすることでとっても煌びやか。でも落ちてきたら痛そう。


まずはいつも通りコンセプトカーから。1台目は、Elaine Concept

Elaine…えらいね…偉いね…偉いねコンセプト?とか思ってたら、読み方は「エレーヌ」でした。ぐぬぬ、フランス語だったか。

エレーヌは、フランクフルトモーターショーで公開された電動SUVのコンセプトで、2019年の市販を目指しているそう。アウディなので当然のごとく4WDで、フロントに1つ、リアに2つのモーターを搭載しています。

Audi AIという人工知能も搭載しており、レベル4の自動運転も可能。

レベル4というと、一定条件化での完全自動運転が可能ということですが、ここでも気になるのはやはり法整備ですね。2019年に間に合うのか…?

Audi AIもトヨタの愛iと同じく、ドライバーの心情を理解して趣向に合わせたドライブを実現してくれるそうです。トヨタとアウディどっちがいいかと訊かれたら、可愛いトヨタ愛iに軍配が上がりますが、近い将来の実現可能性という点ではアウディの方が一歩先を行っているように思われます。



続いて2台目のコンセプトカーは、Q8 Sport Concept。ジュネーブショーで公開された車ですね。

最近ドイツ車を中心に登場してきた「SUVクーペ」というジャンルの車です。メルセデスだとGLE、BMWだとX6がそれにあたりますが、アウディも負けじとQ8を投入するようです。ちゅうさまはSUVクーペが死ぬほど嫌いなので早く滅びてほしいんですが、時代の流れには逆らえません。絶対30年後とかに「2010年代に流行った謎のデザイン」みたいな扱いになるぞ。

Q8も2年以内の市販化を目指しているとのことです。通常のQ8はPHVですが、今回展示されているのは「Q8スポーツコンセプト」。アウディとしてはPHVはスポーツに相応しくないと思ったようで、こちらはただのマイルドハイブリッドです。

細部を見ていくと緻密でカッコイイのに全体がなあ…。これを普通のクーペでやってくれればなあ…。


3台目は市販車の新型A8

フルモデルチェンジとなるので内外装とも一新されていますが、中でも注目すべきは、市販車初のレベル3自動運転技術を搭載している点でしょう。レベル3では基本的に車が勝手に運転してくれますが、緊急時にはドライバーが必要となるため、ハンドルを握っている必要があります。一応事故が起こった際の責任所在はドライバーであることが明確なので、現行の民法で対応できるギリギリのラインといっていいでしょう。

今の段階でレベル3の市販車を売るというのは、かなり大きな決断であると思います。レベル3の技術自体はトヨタも日産も(おそらく)既に持っていますが、まず市販車には搭載しないし、あくまで「運転補助」であって絶対に「自動運転」であるとは言いません。有事の責任所在の不明確性がその理由だと思いますが、そう考えるとアウディは自社の技術によっぽどの自信があるんでしょうか?

テールランプはトランクリッドを通って左右で繋がっています。レクサスの時にもちょっと触れましたが、今になってこのブームが再来したんでしょうか?

ちなみにお値段はヨーロッパ価格で約1,000万円から。それが払える階層の人しか乗れないクルマと思えば、思い切ってレベル3を搭載したのも納得?

こちらはLWB版のA8L

A8より高級なのにステージに乗れないのはちょっと可哀想ですが、まあ仕方ない。にしても良い色ですねこれ。


ジャパンプレミア4台目は、RS 4 Avant

アウディのスポーツグレードの最強モデル「RS」がA4アバントにも登場しました。RSにしては思ったよりマイルドな印象です。


同じくRSシリーズの、RS 5

ベースのA5はいつの間にモデルチェンジしてたんだって感じですが、これはカッコイイですね。フロントのデザインは基本的にRS4と同じはずなんですが、こっちの方が攻撃的に見えます。ボディカラーが明るくて、黒との対比が鮮明になるからかな?


【アウディの総評】

アウディが何を目指し、どこへ向かっているのかを実にわかりやすく示していた展示だと思います。自社の将来像を明確に提示するという点においては、今回のショーで一番秀でていたといっても過言ではないのではないでしょうか。

ただ、無駄に立派なカタログはどういう趣向なんだ…?


【Porsche】

最後に、ポルシェのブースを見ていきましょう。

多くの海外スポーツカーメーカーが東京モーターショーから手を引いていった中、ポルシェだけは毎回きちんとブースを構えています。嬉しい限りですね。


今回のジャパンプレミアは3台。まずはPanamera Turbo S E-Hybrid

918譲りのヘッドライトを付けた後期型パナメーラ。ターボに加えてハイブリッドという組み合わせは初耳ですが、これで680psを叩き出すそう。

サイドから。なんかブヨッとしていてお世辞にもエレガントとは言えません。初代パナメーラよりはだいぶマシになったけど…。


続いて、Panamera 4 E-Hybrid Sport Turismo

今回新しく追加されたボディ形状「スポーツツーリスモ」。顔は普通のパナメーラと同じですが、横から見ると異なります。

上の写真と見比べていただければよくわかりますが、普通のパナメーラよりリアハッチの傾斜がきつくなっています。いわゆる「シューティングブレーク」だと思うんですが、ポルシェが「シューティングブレークではない」と言っているのできっと違うんでしょう。

しかし、どうせブヨッとしているなら、いっそのことこれくらいステーションワゴンに近づいた方がちゅうさまとしては好みですね。


3台目は、モデルチェンジを遂げた新型のCayenne

フロントは何が変わったのかイマイチわかりませんが、きっと売れるんだろうな。でもグリルを切って無理やりはめ込んだようなミリ波レーダーはちょっと頂けないゾ…。もうちょっとどうにかした方がいいと思う。

リアは大きく変わりました。新型カイエンもアウディと同じくテールランプが左右で繋がっています。やっぱりこれが流行っているのか?それともVWが流行らせようとしているのか?

リアには立派なバンパーまで付いて、完全に街乗り専用SUVと化してしまいました。これじゃオフロードはちょっと厳しいだろうなあ。


2018年モデルの911 GT3

フェイスリフトについては特段言うことはありませんが、注目すべきはMTの復活でしょう。991型になってからMTは廃止されていましたが、限定販売したMTの911Rが思いのほか人気が出たことから、次期GT3でも復活したようです。911Rはかなりの高額で中古市場に流れていましたが、GT3の発表でだいぶ落ち着きそうですね。


こちらは、同じく2018年モデルの911 GT3 Cup

来年度のカレラカップはこの車が走るようです。スポンサーロゴで埋め尽くされる前のツルッとしたカップカーも新鮮で良いですね。


ステージの隅に置いてあったのは、356A Speedster

ポルシェの生産終了車の部品供給プログラムの宣伝として展示されていたものですが、これは良い。「未来を見据えつつも、過去の車を維持していく」というポルシェの意気込みを感じさせます。

ダイハツのブースでもそうでしたが、自社の過去の車を大事にするスタンスは国内メーカーにもどんどん広まっていってほしいですね。未来に目を向けてひたすら邁進するのもよいですが、ふと立ち止まって自分の今の地位を支えてきた過去の製品を見つめなおす余裕があると、将来の方向性も多くの人が納得する形で提示しやすくなるのではないでしょうか。ポルシェが今もなお愛されるのには、この精神が一役買っていると思います。


【ポルシェの総評】

前回のモーターショーでは、一般客は「見るだけ」の展示でしたが、今回は一般客も乗って触れる車が多かったポルシェ。ちょっと立派なカタログをくれたあたりからみても、若干景気が上向いているんでしょうか?

欲を言えば、コンセプトカーのミッションEも展示してほしかった。2015年のモデルなので今回のショーで展示するにはちょっと古いと判断したのかも知れませんが…。

それにしても365はよかった。クラシックカー好きにとっては、メーカー主導で古い車を見つめなおしてくれるというのは非常に嬉しいものです。次のモーターショーでは他社もこれに追随してくれるといいですね。



さて、今回の記事はここまで。

次回は隣のブースのルノーから見ていってフランス車特集……にしようかと思っていましたが、フランス3社はなぜかブースがバラバラなので、いったん飛ばしてBMW・メルセデスベンツあたりをやろうと思います。

それじゃあ、まったのぉ~。


2017/11/18 ちゅうさま


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