【共産車探訪 vol.11】東風 A9

こんにちは。ちゅうさまです。

コミケまでいよいよ残す日にちもわずかとなってきました。うちのサークルは既に入稿済みなので、あとは完成と当日を待つだけです。わくわく。

おしながきは、近日中にツイッター、ブログにアップしますよ。


さて、共産車探訪は、いままでずっとソ連ロシアのクルマをみてきました。

でもクルマを作っている共産国って、もう一つでっかいのがあるじゃないですか。


そう、中国です。


「共産車」探訪を名乗る以上、やっぱり中国車に触れないわけにはいきません。

そこで、今回は中国車のご紹介です。



まず、中国の自動車生産事情についてですが、中国には自動車メーカーが114514社くらいあります。数字は適当(意味深)ですが、とにかく星の数ほどあります。


そうすると必然的に競争は激化し、うまくいく会社と、そうでない会社の差は明確になっていきます。中国の自動車市場は、ビッグ5と呼ばれる5社がほぼ独占しており、あとはもう外国人の目に留まることもないようなお粗末な状況です。

なんだか「共産主義国のクセに一体」……って気分になってきますね。


今回扱うメーカーは、ビッグ5のうちの1つ、「東風汽車公司 (ドンフェン)」です。

簡体字だと「东风汽车公司」となります。

また、海外では「DFM」というブランドで展開しています。


この会社は、1969年に毛沢東の命令で作られた中国国営企業で、湖北省に本社があります。

国営企業が強いあたりは、やっぱり共産主義ですね。


前置きが長くなってしまいましたが、そんな東風が2016年に発表したEセグメントセダンがこちら、「東風 A9」です。

堂々たる顔つき、流れるようなフォルムデザイン…

グリルに4つの輪っかが見えてきそうで、カッコイイですね。


でも国営企業なので、タダのパクリ車を出すなんて失態はしません。

実はこの車のプラットフォームは、シトロエンC6と同じなんです。


東風グループがPSAと提携を結んで、プラットフォームを借りてきた形ですね。

なので、いくらアウディに見えても、中身はシトロエンなんです。

ライトにはLEDが使用され、オプションでマッサージ機能も搭載されるなど、装備もそこそこ豪華です。


車長は5066mmと、アウディA8にも謙遜のないサイズ。ホイールベースも2900mmが確保されています。足もそこそこ伸ばせそうですね。

車幅は1858mmなので、A8よりは若干小柄ですが、直線を基調としたデザインなので貫録はタップリです。


(あれ?Eセグセダンのはずなのに、A8とサイズ張り合ってどうするんだ…?)

じゃあエンジンは?


1.8Lの直4ターボエンジンが搭載されています。

Eセグメントにしては、ちょっと排気量が小さい気はしますね。ダウンサイジングの流れなんでしょうか。

でも最高出力は204hpは出るようなので、クラウンあたりと似たような感触かも知れません。


ちなみに最高時速は210km/h0-100加速は8.5秒

ちょっと中国車で200キロクルージングやフル加速はやりたくないですが、それなりの性能は備えているとみてよさそうです。


なお、燃費は平均6.6km/Lだそう。

1.8Lターボで6.6キロ……新車と考えるとちょっと悪いですね。

カタログ値がこれなんで、実際はもっと下がるだろうし…。

やっぱり省エネ技術はまだ未熟なんでしょうか。

さて、気になるお値段は?


中国での販売価格は、179,000元~229,700元とのこと。

日本円にすると、約300万円から380万円弱くらいですね。

クラウンのベースグレードもそれくらいのお値段なので、中国のEセグセダンとしては妥当な価格と言えるのではないでしょうか。


ちなみに、ロシアだと一気に400万円ほどに跳ね上がります。なんで?


ロシア市場では新参中国メーカーなので、ドイツ勢には対抗できなさそうですが、ヒュンダイのジェネシスあたりとは競合するかもしれませんね。

ロシアでは2016年が初公開だったので、去年はまだ走っていませんでしたが、もしかすると今頃はチラホラ走ってるのかもしれませんね。


A9は、デザインはちょっとパクリっぽいけど、少なくとも外面だけは中国車でも立派なセダンです。

東風は今はまだ海外企業にプラットフォームを供給してもらっての生産ですが、オリジナルのクルマを掲げて日本市場に参入してくる時代も遠からず訪れるかもしれませんね。



ちゅうさま 2017/08/03


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