【共産車探訪 Vol.5】GAZ ヴォルガ ②

オィィィィィィィィィ↑ッス!どうもー、ちゅうさまでーす!


夏コミ当選ウレシイ…ウレシイ…

これで心置きなく変なクルマの記事を書ける!


さて、前回はGAZの高級車 ”ヴォルガ (Волга)” の初代についてみてきました。ヴォルガ第2回となる今回は、2代目をご紹介しましょう。

1977-85 GAZ Volga [2nd M24-01] (ヴォルゴグラードにて)


1956年から1970年まで生産された初代ヴォルガでしたが、さすがに1950年代の設計では古くなったのか、1970年にモデルチェンジを敢行。晴れて2代目ヴォルガが誕生しました。


コードも先代の「M21」に変わって「M24」が与えられました。セダンのコードは「24-01」です。


角がなく丸みを帯びていた先代とは打って変わって、直線を基調としたシャープなデザインに生まれ変わりました。カッコイイですね。

S60クラウンや230セドリックあたりが同世代の日本車ですが、そのあたりと比べてもかなり先進的なデザインと言えるでしょう。


このモデルは、国外輸出を強く意識していたようで、発表は1970年のロンドンモーターショーで行われました。イギリスの自動車市場は共産圏にも開放されていたんですね。ジグリも、結構な数の右ハンドル仕様が生産されていました。(実際の市場は、旧イギリス植民地のアジア諸国だったようですが)

アメリカのモーターショーだと、まず見ることはなかったでしょう。


先に言ってしまいますが、この2代目ヴォルガは2010年まで生産され続けます。生産期間40年!ビックリ!

ただ、ジグリとは違って、何度もマイナーチェンジやフェイスリフトが繰り返されていますので、見た目は40年の間にかなり変わっています。

なので、今回は丸目の前期モデルに的を絞って見ていきます。


エンジンは、(今度こそ)新開発の、2.5Lの直列4気筒のものが採用されました。最高出力は95馬力でしたが、まあ初代に比べれば格段にアップしていますし、車重も1,400kg程度なので、特に問題はなかったのでしょう。


トランスミッションは、2代目も4速MTオンリーでした。一応、開発段階では3速ATもあったようですが…結局製品化には至らなかったようです。

GAZどんだけAT苦手なんだよ…

1977-85 GAZ Volga Estate [2nd M24-02] (モスクワにて)


1972年には、ラインナップにエステートも追加されました。ちょっと霊柩車っぽい


ただ、ヴォルガエステートは誰でも購入できたわけではなく、子供がたくさんいる家庭や、スポーツマンなど、限られた人にしか販売されない、特別仕様車のような扱いでした。なんかソ連っぽいですね。


一方、海外市場では普通に売られていました。写真の個体がどっちかはわかりませんが、ずっとロシア国内にいるとしたら、結構なレアものかもしれません。


エステートのコードは「24-02」で、エステートをベースに作られた救急車仕様は「24-03」でした。



1977年には、マイナーチェンジが行われ、外装・内装ともに若干の変更が加えられました。

さきほどまでの写真のタイトルを見ていただいた方はなんとなく察していることと思いますが、今回の写真は全て1977年以降の後期型です

前期型の写真がなかったんですよ…申し訳ナス。どこかで撮れたら写真を追加します。


具体的に何が変わったかと言えば、外見上はフロントフェンダーの上に丸型の小さなウインカーが追加されたくらいです。

つまり、あんまり変化はありません

このモデルは、1977年から1985年まで生産されました。



さて、1985年になり、15年近く生産された丸目ヴォルガも、大規模なアップデートが図られます。(フルモデルチェンジとは言ってない)


それに従って丸目モデルの生産は終了…と言いたいところですが、

まさかの生産続行が決定しました。

1985-92 GAZ Volga [2nd M24-10] (モスクワにて)


それがこちら。グリルまでプラスチック製になり、かなり安っぽくなった印象ですね。


でも、それでいいんです。丸目モデルが生産され続けた理由は、その耐久性にありました。そして、その耐久性を特に買っていたタクシー業界からの強い要請があったのです。


つまり、タクシー向け (もしくは「角形ヘッドライトなど認めん!」という頭の固い人向け) の生産だったワケです。


よく見ると、ドアハンドルの形状も変更されています。ここだけは新型のものを採用しています。

1985-92 GAZ Volga [2nd M24-10] (モスクワにて)


リアは大きく変わっていませんね。Cピラーのパーキングランプが消えたくらいでしょうか。

ちなみに、85年以降の丸目ヴォルガのコードは「24-10」となります。



さて、いかがでしたでしょうか2代目ヴォルガ。エンジン・居住空間・トランクがハッキリと区分されたスタイルは、ちゅうさま的にはかなり好みです。


次回は、フェイスリフトが施された2代目ヴォルガの”中期型”をみていきましょう。

それでは、またのぉ~


ちゅうさま



【Gallery】

1977-85 GAZ Volga Police Car [2nd M24-01] (MIAS-2016にて)

交通警察のヴォルガパトカー。これなら取り締まりもできそう…!?

しかし、ソ連パトカー共通の折れそうなパトランプは、どうにかならなかったのか。

1977-85 GAZ Volga Police Car [2nd M24-01] (MIAS-2016にて)

Cピラーにご注目いただきたい。飾りの真ん中に付いている赤いものが、パーキングランプで、1974年から1985年まで生産されたヴォルガにセダンに付いている。

1977-85 GAZ Volga Police Car [2nd M24-01] (モスクワ交通博物館にて)

こちらもヴォルガのパトカー。上の写真よりも幾分しっかりしたパトランプが取り付けられている。若干新しいのかもしれない。

1973-74 GAZ Volga [2nd M24-95] (モスクワ交通博物館にて)

この冬だけの4WDモデル!開発の背景には、ゴーリキーの共産党地域委員会の関与がなにかあったらしい。残念ながら5台のプロトタイプが作られただけでお蔵入りに。これは丸いウインカーがない前期型。


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